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事業用のお金と個人用のお金が混在してしまった時の経理処理

 事業用のお金と個人用のお金が混在してしまった時の経理処理方法についてお伝えいたします。

事業主貸と事業主借とは

 基本的には、個人事業主の皆様には、生活費と事業用のお金は、きちんと分けて処理して頂きます。しかし、厳密に分けていても、事業を営んでいる最中に思いもよらないことはよく生じます。

 例えば、仕事で急にパソコンが必要になったが、事業用の小口現金も銀行口座の残高もなく、個人口座の貯金を取り崩して購入した場合や、事務所に個人で加入している自動車保険の集金が来たが自分の個人的な財布にお金が無かった為、事業用の小口現金から支払った場合等が考えれます。

 その際に、用いる勘定科目を事業主貸・事業主借と言います。

 事業主貸とは、事業主が事業資金から自分の個人的な生活資金を引き出したり、家事関連費を支払うことを言います。

 又、事業主借とは、自分の生活資金の中から、事業の為にお金を捻出して入れたり、事業の為の支払を立て替えたりすることをを言います。

利息や税金の還付金の際は、要注意!

 注意して頂きたい例として、事業用の銀行口座に利息がついた場合や事業用の口座に、個人事業主の確定申告による還付金が振り込まれた場合等があります。以下具体的な事例を挙げて説明していきます。

具体的な事例を挙げて

 12月3日:小口現金をきらしていた為、個人事業主が事業用の水道代20,000円を立て替えて支払った。

 12月10日:事業用の銀行口座から、事業主個人が負担すべき生命保険料30,000円が引き落とされた。

 12月15日:事業用の銀行口座に、利息が1,000円ついた。

 12月20日:事業用の銀行口座に、個人事業主の確定申告による還付金120,000円が振り込まれた。

個人事業主が経費を立て替えた場合の仕訳(12/3)
借方 貸方
借方合計 20,000 貸方合計 20,000
水道光熱費 20,000 事業主借 20,000
事業用口座から個人の支出をした場合の仕訳(12/10)
借方 貸方
借方合計 30,000 貸方合計 30,000
事業主貸 30,000 普通預金 30,000
普通預金に利息がついた場合の仕訳(12/15)
借方 貸方
借方合計 1,000 貸方合計 1,000
普通預金 1,000 事業主借 1,000
確定申告の還付金が戻ってきた場合の仕訳(12/20)
借方 貸方
借方合計 120,000 貸方合計 120,000
普通預金 120,000 事業主借 120,000

 注意点として

 今回ご紹介した仕訳方法は、一例です。他の仕訳の処理も考えられます。個人事業主の皆様の一番わかり易い仕訳方法で処理されることをお勧めいたします。又、事業の経費が個人事業主の皆様の個人口座から引き落とされると、経理処理が煩雑になりますので、出来るだけ事業用の経費は、事業用の口座から引き落とされるようにして下さい。一番はじめは、面倒くさいと感じるかもしれませんが、長い目で見ると経理処理を楽にすることが出来ますので、是非行なってください。

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